［物流業界］

物流に直接携わる物流業界においては、コスト削減や物流の効率化および品質管理面やリードタイムの短縮等のサービスの充実に加え、各種支援措置を活用しつつ、企業市民としての高い自覚と責任のもと環境改善や地域共生・地域振興に積極的に関わっていく取り組みが求められる。

そのためには、業界を通じて事業者や地域の枠を超えた共同体制の確立や、情報、荷役機器等における標準化への理解を高めていくこととともに積極的な取組が望まれる。

また、物流は地域経済の活性化を担う社会的基盤であるとの認識を社会に広めていくことは、将来的には労働力の確保や円滑な事業展開に不可欠なものと考えられるため、施設見学会を行うなどの各種普及・啓発活動についても積極的な取組を展開していくことが求められる。

さらに、国内外の社会インフラとして、標準的な電子データ取引への積極的な理解および参加が求められる。

［荷主］

荷主企業においては、コスト削減や品質管理等のサービスの向上に努めつつ、企業市民としての高い自覚と責任のもと環境改善や地域共生・地域振興に積極的に関わっていく取り組みが求められる。

特に、物流におけるエキストラサービスを求める等の高サービスには、高コストの負担が求められることについての認識を持つとともに、交錯輸送や多頻度輸送といった社会的コストや環境負荷の増大につながる過度の物流サービスの要請については、見直しを図るなど地域環境に配慮した秩序ある事業展開が求められる。

また、荷主間の共同体制を確立し、情報の標準化に取り組む等物流の効率化を図るとともに、リサイクル活動についても先導して進めていくことが求められる。

さらに、国内外の社会インフラとして、標準的な電子データ取引への積極的な理解および参加が求められる。

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